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10、早弾き−3

2つ目のタイプも練習してみてください。

〈アッチャメー小〉

 これさえ弾ければ、披露宴はあなたのコンサート会場です。
 聞くと見るとは大違い。とは、世間ではよくある話ですが、この〈アッチャメー小〉は《弾いてみれば、聞いたときほどむずかしくない》曲です。
 ポピュラーな曲だけに、いろいろな人がいろいろな演奏をしてくれています。ここでは、《登川盛仁モドキ》でまいりましょう。
 歌持は、とにかく聞いて覚えましょう。歌にはいってからは、数パターンで歌いきることができるはずです。

@上 老尺 老上 老(繰り返し)

A工 老尺 老工 老


◎サー きゆどぅあしばりる ☆ ないちあしばりがヨ
 ひちみそりさんしんぐゎ ぬしてぃさびら
 アッチャメーグヮ チャーガヤッチー スジョーサラヤ

 この歌詞で歌うことにします。声を出しているところでは、@とAのパターンを適当に組み合わせて歌えばいいでしょう。《☆》マークの部分では、下のパターンをつかってください。また、《さびら》《サラヤ》の2カ所は、下のBをつかってみてください。

☆工 尺老 尺合 上合 老

B四 上老 尺合

 以上のパターンをうまくつないで、アッチャメー小を弾けばよいわけです。お手持ちのCDを聞きながら、他のパターンを見つけることができましたら、それも入れてみてください。そうしていくうちに、いろいろなパターンが身について、どんな早弾きでも弾けるようになってくるものです。演奏する人によっては、☆の部分のない場合もあります。


△おまけ−13
 《囃子(はやし)》というと、1つの曲で何度も出てくる決まり文句という意味と、適当に言葉を作って、調子よくいれるという意味があると思います。
 〈安里屋ゆんた〉の《サーユイユイ》や、〈アッチャメー小〉の《チャーガヤッチー・・・》がそれです。後者の場合、歌い手の気分で変えてしまうことも多いようです。ここにも、歌い手の個性が出て楽しいものです。
 民謡には、《ヤグイ》と呼ばれるかけ声も欠かせません。《イヤササ》《ハッ ハッ》などと元気に声を出すあれですね。この《ヤグイ》も、初めての人にはできないものです。まず、リズムに合わせるのがむずかしい。

 パッカパッカパッカパッカ
 イ ヤサ サ  ハッ ハッ

 最も基本的なパターン(?)を書いておきましたので、自分でうまくいかなかった方、どうぞご活用ください。


△おまけ−14
 留守番電話のメッセージ、いろいろあっておもしろいですね。『メッセージ集』がCDになっているそうです。いろんな楽しみ方があるものだと感心してしまいます。
 佐敷町の友人の家のメッセージは、子供さんの声で『ハイ・・・・メッセージをどうぞ』でしたが、BGMに琉球古典〈かぎやで風〉が流れていました。もちろん、演奏は友人本人なんです。
 三味線をここまで練習してきたあなた。もう一歩踏み込んで、〈アッチャメ小〉の替え歌で留守電メッセージというのは、どうでしょう。

 『サー 今(なま)や 留守どぅやる
 やがてぃ 戻(むどぅ)るぐとぅ ヨ
 あびみそり メッセージぐゎ 録音さびら
 アッチャメーグヮ チャーガヤッチー スジョーサラヤ』

 いいなあ、これ。でも、メッセージは減るだろうな。


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