ガンと漢方薬
薬剤師 長嶺 吉隆
『ガン=死』ではない

 私の妻はH.6.5月に大腸ガンが発見され、直ぐに手術となりました。
 医師より『ガン』と宣告された時は妻より私の方がショックを受け、毎日妻が死んだらどうしよう? 又、娘(当時小学2年生)をどうして育てて良いか、全く見当がつかず、毎日他人にも妻にも 言えない心の重い日が続いて居ました。それを見た妻が『お父さん心配しないで、 娘が20才になるまで必ず生きてやるから、迷惑だろうが、仕事をがんばってね。 少し余分にお金を使うからゴメンネ』と言ってくれた時には、私は目が覚めたような気がしました。
 それから冷静に妻を観察していると『ガン=死』ではなく抗ガン剤の副作用により、健康体の人よりも 早く老化の症状が加速度的に進行し、死を向かえることになりました。
抗ガン剤の副作用を例記してみますと、
                 
      漢方的弁証
1. 食欲不振、吐き気、嘔吐 ・・・・・ 胃虚
2. 腹痛、下痢、味覚異常 ・・・・・ 脾虚
3. 白血球数の減少 ・・・・・ 血虚
4. 顔のむくみ(ムーンフェイス) ・・・・・ 腎虚
5. 手足のしびれ ・・・・・ 血虚が強くなる
6. 生理がない ・・・・・ 腎陰虚

私の妻の場合は以上6項目に分けられました。
6種の副作用が一度に出る場合もありました。

 抗ガン剤による副作用をより軽くするための漢方薬は
1.補腎剤を根本にもってくるべきだ。
 腎の充実は、生命の充実である。
 ○「腎」はすべての人間の健康を始め、発育と老化に深く関与
 ○「腎」の活力である「腎精」の低下は生命エネルギーの低下
 ○積極的に「腎精」を補うこと。これを「補腎」と言う
 ○補腎は生命を養うことで、健康に過ごす期間を延長

2.胃脾の虚はエネルギーの根元であるから、
 胃脾の陽虚
  〃の陰虚 を判断して漢方薬を使用すべきである。

上記の漢方薬を補いながら、ガン細胞を直接攻撃する免疫力を高く維持するために、 アガリクスの菌糸体が良いと思われる。

3.日常生活は絶対あせらず、ストレスを作らず、気を安らかにし、生きていることに 感謝し、自分の好きなものをやり、毎日心安らかに過ごすべきであると思う。
 ○食生活は、S.O.Dの多い食品
 ○野菜(緑黄色の多め)を中心とした食事
 ○海草類・大豆類を多めに摂取する

以上、私の見解を述べさせていただきましたが、参考にしていただければ幸いです。
処方は一人一人異なります。悩んでいらっしゃる方は是非ご相談ください。

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